アクリル板は一般的にプラスチックと言われるものの中の1種類です。
メタクリル酸エステルを主原料とした合成樹脂の総称をメタクリル樹脂、
通称アクリル樹脂を板状にしたものがアクリル板です。

最大の特徴は優れた透明度です。
透明アクリル板の全光線透過率は93%、可視光線透過率は92%一般的なガラスが約90%程度ですので、かなり高い透明度を持ちます。

また、紫外線の吸収率も高く、可視光線が波長380nm~750nmと言われる中
透明アクリル板3mmにおいては波長390nmでの透過率は80%であり、
波長が短くなるにつれて透過率は低くなります。波長350nm以下では
ほとんど透過しません。(三菱レーヨン アクリライト技術資料出典)

アクリル板の重さ(比重)は約1.2  ガラスが約2.5ですので
同じ厚さ・大きさであれば重さは約半分ということになります。

衝撃に関しても普通のガラスと比較すると耐衝撃強度は十数倍あるので
割れる危険性は少なく、もし割れた場合でも破片はガラスほど飛散せず
危険度は低いと思われます。